ねメモ

ダブルバトルです

S1結果と使用構築

原案をほぼそのまま使用したので構築記事ではなく感想記事となります

 

使用した並び

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シーズン1の環境はおおまかに寿司、コノヨザル、グレンアルマ(弱保orトリル)の3強

ヤミカラスビートも序盤注目されたが、ヤミカラス単体が寿司の対策として不足していること、対策のされやすさなどが問題となり、コノヨザル構築やグレンアルマ構築の補完やサブプラン程度に留まった

 

当時あまり主流ではなかった欠伸寿司です

この並びは12/25ごろに中国人が結果を出しましたが、意外と有名にならず、これが強いことに気付けた私はメタから外れたtier1構築を握ることができました

 

基本的な試合展開は、

①先発でアドを取って欠伸で詰める

②サイクル戦をする

のいずれか

 

・触ったきっかけ

原案

Sapphire on Twitter: "My friend Shuli from China, he is now the first and sixth place on the ladder,decided to make his team public! Hope you guys can enjoy it! https://t.co/Ggzp80Y4or" / Twitter

この構築を使ってない頃、この並びに自身も何度かマッチングし、中身を知っているにも関わらず何度か負けた記憶があります。この構築は偽装要素ではなく、純粋なスタンダードとして強すぎました。その感覚は実際に使っても変わることはなく、この構築を寿司構築という括りで見るのをやめて、私はサイクルスタンダードと捉えることにしました

思い返すと、この構築が今環境最も強いということに気付けた者のみがスタートラインに立てたシーズンだと思います

 

・欠伸ヘイラッシャについて

単体で見ても、サイクルに適した高い耐久と、弱点を突けるポケモンがそう多くなく、欠伸撒きとして見ても、地割れの詰めポケモンと見ても申し分ない性能を持っています

終盤の詰め駒としては、欠伸守る→地割れ連打→起きたらまた守る欠伸…の動きで多くの1on1を有利に詰めることができます

欠伸撒きとしては、8世代のダイマックス環境のように初手などで撃ってアドバンテージが得られる技ではあまりないですが、特に数的有利状況で使用することで試合を詰め将棋に変える性能が高いです。相手の残数が2匹以下の場合はもちろん、一方を縛りながらもう一方に欠伸を連打すると、1匹落とすか1匹寝るかが確定するなどでアドバンテージが約束されます

特性天然が偉く、ビルドを積んだコノヨザルなどを最後まで放置して詰める試合もあり、対コノヨザルは基本的にこれを狙います

ヘイラッシャにテラスを切る試合はそもそもあまりありませんが、フェアリーテラスはかなりいい選択でした。構築的にサザンドラなど特殊竜が重く、またシャリタツもスカーフの個体が多いため、それらを詰めれるシーンが何度かありました。逆にフェアリーに変更するまではフェアリーでないせいでぼちぼち負けてしまっていました

配分はHBで使用しているつもりが、育成ミスでHAで使用していました。ミラーで飛行ヘイラッシャをウェーブタックルで削っていくシーンがまあまああったので、その場面ではAに振った点で明確に楽になっていた気がします

 

・偽装的要素について

相手にヘイラッシャ対策枠の選出を強制させる点がおそらく強いです。特に終盤そこそこ湧いたらしいモノマネハーブ+スキスワでの対策には、相手が自ら選出のパワーを大幅に落としてくれるためかなり楽です(自分では当たっていたのかわかっていませんが)

また、純正のヘイラッシャ構築は相手の裏のマスカーニャなどを考え、ヘイラッシャのためにテラスを温存するのを多くの場面で求められますが、この構築ではその必要はなく、比較的自由にテラスを切ることができます。逆に相手視点ではそれを考慮しにくいためか、サーフゴーを不意打ちで落とせる前提のような動かし方をしてきてアドを稼いだ試合も見られました

特にミラーマッチでは、純正ヘイラッシャを使用する人はヘイラッシャにしかテラスタルを切れないことが多く、先発勝負では大幅に有利を取れます

また、例えばこちらのウインディ,ヘイラッシャ,カイリューの選出を見て残りの1匹をシャリタツと予想してくれたりしたおかげで楽に勝てた試合もいくつか思い返せるような気がします

ヘイラッシャは対策を強要させる力の強いポケモンなので、選出だけでなくプレイングを歪ませる力もあります

ヘイラッシャ構築の見た目をしていることを最大限利用する立ち回りとしては、サーフゴー+ヘイラッシャと投げ、ヘイラッシャを守ったりウインディに引きながらゴールドラッシュを撃つ動きでしょう。相手のウインディなどにヘイラッシャが圧力をかけ、またサーフゴーがシャリタツに引くことを考えると攻撃を集中しづらい。結果的にこのゴールドラッシュは通りやすく、大幅にアドを稼いでからの詰め将棋で勝てる試合もそれなりにありました。(この立ち回り自体は純正のヘイラッシャ構築でも可能なものです)

 

・ミラーマッチについて

このリストを一目見た時に不安だったのはヘイラッシャミラーですが、キラフロル入りに初手の択がしばしば絡むことを除けば、そのほとんどを高い再現性で勝つことができていました

今期勝てた理由は圧倒的母数のヘイラッシャ構築のほとんどを勝てていた1点に他ならないと思います。最終日の録画があるので気が向けば公開するかもしれません

逆に負け試合のほとんどはわからん殺しをされ続けていました(徹夜で疲れているのもあり再戦で同じ初見殺しをされるなど見ていられないシーンも)

ヘイラッシャの欠伸が対ヘイラッシャでは機能しやすく、身代わり持ちの個体が減ったことも追い風でした。身代わり持ち個体であっても、こちらがヘイラッシャ+マスカーニャなどの盤面を作れるのに対して相手は合体させたヘイラッシャの1匹なため、どこかで身代わりを壊しながら欠伸を入れるなどで単純に対処はできます。身代わり持ちの中でも、飛行ヘイラッシャはウェーブタックルがまあまあいいダメージ入るので楽ですし、草ヘイラッシャはマスカーニャカイリューの処理が遅いことが多く、立ち回りやすいです。唯一部が悪いのは、素早さの上がる一丁上がりを持った身代わりヘイラッシャとなります

ヘイラッシャに氷の牙(ゆきなだれ)があると身代わり一丁ヘイラッシャにも対応しやすくなります。眠るよりは採用価値のある技だと思います

 

カイリューの型について

この構築で個人的に気に入っている点はアイススピナーカイリューです。これがあることでグレンアルマ+イエッサン系統に初手マスカーニャ+カイリューと投げやすく、この投げ方はトリル型のグレンアルマイエッサン、弱保コンボ型のグレンアルマ+α、イッカネズミ+コノヨザル、ヤミカラス+αなどの選出にもある程度対応しうるため、これらが混在したパーティに対して選出択になりにくい点に偉さがあると感じました

このルールはギミック系やコンボ系構築のパワーが高く、選出やプレイングを間違うと1手で大幅にアドを取られるような環境だと感じていて、選出を安定させるその1点だけでも安心できる要素になりました

流行の鉢巻カイリューを使う選択肢もありましたが、最後までチョッキを使い続けたのはこのマッチングを落としたくないという理由からです

逆に飛行鉢巻でないことでの不安要素は、言えどもイッカネズミ+コノヨザルに対して対策が薄い点です(特にHBネズミ)。この並びへはサーフゴーとシャリタツを絡める対策もありましたが、サーフゴーとシャリタツはS操作に弱く、出し負けを誤魔化す手段も特にないため、グレンアルマ入りやヤミカラスビート入りなどの別プランの選出に対応できない場合が多く、信用不能でした。(そのためサーフゴーでの対策を諦め、サーフゴーは他への汎用性を重視してHBに多めに振った耐久振りで使用していました)

ドドゲザン入りに対してサフゴカイリューと投げてけたぐりゴルラの動きも多様してました

技構成の最後の1枠は、岩石封じ、雷パンチ、炎のパンチ、じだんだが選択だと思います

飛行カイリュー(それも岩雪崩持ち)が増えているためか、対面のウルガモスが守るなどから入ってきて綺麗に刺さる試合が少なかったため、サーフゴー意識の炎のパンチかじだんだが丸いかもしれません

 

・シャリタツの特性について

シャリタツは基本的には選出しないので、メタ的な役割になります。スカーフ型は高速ビート寄りのパーティ(例えば、S操作のないドラパビートやタイカイデン構築など)に単体で強い型であり、ファイアロー入りに対しても、神速+濁流などで追い風をさせず処理なども一応可能です

少なくとも、対面的な構築には対面的な選出を、サイクル的な構築にはサイクル的な選出をできるのがベストだと考えているので、シャリタツは出すとしたら前者の構築に出していました

シャリタツを司令塔で採用するのも検討しましたが、司令塔で採用する最大のメリットは対ヘイラッシャにあると思っているため、その場合ヘイラッシャは眠るを、シャリタツはラムを持った型にすることで、その役割は唯一負ける可能性のあったキラフロル入りのミラーをメタることになると思います

とはいえ、地割れを失うのはそれなりのデメリットだと考えているのと、最終日までの大半の甘い毒びし寿司(特にマスカーニャで撒くもの)にはあっさり勝てていたのもあって、そこまでは踏み込みませんでした

そうでないパターンで合体してしまうのは、自らのサイクルを阻害するデメリットとなりうるため呼水シャリタツで間違いないと思います

呼水そのものには、雨(特にイルカマン)への勝率が安定する良さがありました

 

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(最高レート2243.416以上)

 

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