ねメモ

ダブルバトルです

ポケモンSV 構築レポート③剣舞ガブシステム

先に言っておくと、勝てなかった構築です

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スカーフトリックについて

スカーフトリックという技に興味がある。守る+トリックの動きは過去世代ではあまり注目されていなかったであろうが、以下の理由から、9世代においては明確に強い行動となりうると期待している

 

①トリックで相手の拘った技を見てから、テラスタルでそれを起点にすることができる

過去世代でトリックがあまり使われてなかった理由として、結局縛りを解除することに繋がらないことがあった。例えば、サザンドラ+サーナイトの並びで相手のボーマンダにトリックをすると、流星群で拘ったとする。変わらずサザンドラは縛られているので、今までであれば引く必要があった

しかし今作は拘った技を確認してから鋼テラスを切ることができる。その結果、安全に追い風を張ることなどができる

初手から鋼テラスを切る場合、ボーマンダに炎技が撃たれるとも考えなければならないし、あるいは相手のボーマンダもテラスタルを切って撃ち合いに発展した際、鋼テラスを見てから技を撃ち変えられる可能性があったところを、トリックはまとめてケアできる行動となった

 

②相手のテラスタルを確認する動きとしても優秀

先程の話の通り、ボーマンダがテラスタルを切って何タイプになるかわからない状態で、こちらもテラスを使ってじゃんけんのように殴り合う状況は望ましくない

また、サーナイトはトリックをせずとも、ムーンフォースボーマンダを縛っている可能性があろうが、素直にムーンフォースを使うのは、テラスタルを考えると全く強い動きではない

このような場面が頻発する9世代で、スカーフトリックは中間択になりえる、かつ安定行動に繋げることができる、テラスタルがあることによる2つの面で強い選択肢となった

 

③トリックという技自体の一貫性がある

6世代ではメガストーン、7世代ではZクリスタルにトリックが効かないため、この技の通りは非常に悪かった。8世代では通りこそはしたが、ダイマックスで解除できるため、トリックをした後もさまざまな可能性に怯えなければならず、とても安定行動を作り得るとなんて言えなかった

9世代はそのどれもが存在しない、脳死でトリックが撃てる環境となった

 

基本選出の決定と勝ちプランの想像

今回その拘りトリックをどのような形で構築に組み込んだのかというと、シンプルに剣舞ガブリアス構築となった

トリックロトムを用いた具体的な動きとして、トリック+守る、ボルチェン+剣舞と繋ぎ、ファイアローガブリアスを並べるのがシンプルに強力だと感じたためである

 

トリックだけが起点作りではなく、今回はモロバレルを採用している

守る+ボルトチェンジからモロバレルを投げ、怒りの粉+剣舞の動きを取るのが分かりやすく強いからだ。トリックをしたところでガブリアスを大きく削ってくるであろう盤面ではこちらを選択するのがベストであろう

自分の身内にもバレル+ガブの並びを使っている人がおり、初手でバレルガブと投げるのが強いと言っていた

ただし、私は初手にバレルを投げるのはあまり評価していない。イッカネズミなど他のサポートと異なり、状況に応じて裏から投げれる柔軟性に何よりも魅力があると考えているからである

 

初手はロトム+ガブリアス(裏にバレル+アロー)と投げ、トリック+守る→技を確認してからテラス剣舞。次にボルチェンからアローを投げて追い風下の地震を押し付けに行く

トリックが効果的でない盤面であれば、ボルチェンからバレルを並べ、怒りの粉+剣舞を考える。バレルを倒してもらってアローに繋げる

 

結果

①環境にヤミカラス構築が多く、介護して剣舞を積むコンセプトで戦える相手が少なすぎる

②鬼火に強く、ハイパーボイスに強く、流行りの鋼サザンドラにも強く…と炎テラスが天才的な一方で、相手のガブリアスが重い点だけでテンションが下がる

③相手の水ロトムが倒せない

④サポートに偏りすぎていて、ガブリアスを失ったら負け(1番の課題だと思う)

 

着眼点は良かった。いつかリベンジする

次組むならファイアローみたいなポケモンは採用しない(例えば剣舞セグレイブのように、礫を覚えるからS操作なくても戦えるみたいなのが理想)

あとはイッカネズミのような殴る性能とサポート性能の両立したポケモンで、状況に応じて使い分けれるようにできた方がいい