ねメモ

ダブルバトルです

ポケモンSV 構築レポート⑪ツキスタン

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使用感良かった。ようやく和解できたので、トドロクツキ構築をどう捉えたのかみたいな話を書きます

 

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step1.トドロクツキスタンへの解釈

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トドロクツキスタンのテンプレート(by:PaulChua)

竜舞トドロクツキスタンについて、昔から存在するアーキタイプではあるものの、スタンであるが故に具体的なプランがなかなか見えてきません

積み技+カイナ+バレルの並びを見ると、ゼルネアスガエン+裏バレルのような介護の選出,立ち回りを想定しますが、以下の点からそれには不向きだと考えます

①トドロクツキの積み技が竜の舞であり、威嚇サイクルで容易に凌がれる

②トドロクツキのアイテムがブーストエナジーであり、先発向きではない

介護して使う積み技とは対極的に、隣で攻撃技など負荷をかける技を選択しながら、言うならば裸で積むのがトドロクツキの竜の舞だと考えました

竜舞トドロクツキを理想的に強く使うためには、後発で着地した時に竜の舞を押せる盤面を作れていること、そして、隣のポケモン猫騙しや怒りの粉をしない代わりに相手の交代(威嚇の入れ直し)に対して負荷をかける行動を行える必要があります

 

step2.構築の方向性と基本選出の決定

具体的に、ノーサポートで竜の舞を選択できる盤面に着地させる上で必要な要素を考えた時、予め「威嚇」と「後攻キノコの胞子」で盤面を整えるのが強いと考えました

積み技と相性良さそうな物だと欠伸なども検討できますが、欠伸は交代に負担をかける技ではなく交代を促す技であるため、威嚇サイクルの解決にはならないため竜舞とはややアンチシナジーだと感じます

本構築の具体的な運用方法として、「序盤にランドロスモロバレルを絡めるようにして、トドロクツキを強い盤面に着地させるのを目指す構築」という方向性が定まりました

 

全く同様の選出コンセプトとして思い当たったのが、Scarさんの構築でした

【ポケパラ本戦Top16】トルネドランオーガポン【VGC】|Scar

先発:ランドロス+ハバタクカミ
後発:オーガポン+モロバレル

基本の動きとしては、ランドロスの威嚇でハバタクカミの耐久を補いつつ、とんぼがえりからモロバレルを出して、ハバタクカミ+モロバレルの並びを作りにいくことが多いです。その状況で、相手に対してハバタクカミを複数回動かされるか、キノコの胞子を通されるかの択を迫り、大抵はハバタクカミが倒されるので、1体寝せることができます。あとは死に出しのオーガポンで剣舞を積んで、ランドロスモロバレルでサポート。剣舞を積んだオーガポンはめちゃくちゃ強いです。(引用)

この選出におけるオーガポンの枠が、本構築のトドロクツキにあたります

このプランであればモロバレル+トドロクツキもしくはハバタクカミ+トドロクツキの盤面を作り、交代先に胞子やシャインでの圧力をかけながら竜舞を押せます

トドロクツキと剣舞オーガポンの比較として最も大きい点はモロバレルとの相性の良さにあると考えます。水オーガポンを通す上で厄介だと感じていたゴリランダーやモロバレルといった草タイプにモロバレルは仕事ができないことが大きく、むしろこれらを呼び寄せてしまいます。その反面トドロクツキであれば草タイプ全般に強く、補完に優れます

 

以上を踏まえ、本構築の基本選出はランドロス+ハバタクカミ+モロバレル+トドロクツキの4匹となり、この4匹を固定として残り2匹の調整となります

(実際にはランドロスウインディに変更することなども考え、結局ランドロスに戻ってきています)

 

step3.補完枠の選択

トドロクツキ構築そのものの欠点として、水ウーラオス+トルネロス構築、カミユイ系統に不利を取ることだとわかり、残り2匹はこの並びの対策に充てることとなります

となると、必然的にパオジアン+テツノカイナの選択となりました。自分の持ちうる手札が少なく、これ以外思い浮かびませんでした

パオジアンの草テラスは追い風水流連打を耐えることができ、テラバでウーラオスへの打点、怒りの粉無視などもできるので面白いかと思います

テツノカイナは真っ先に処理したいハバタクカミを処理するために、特に眼鏡との対面ではテラス+ヘビボン。テラスタイプは炎,毒,鋼,水など色々ありそうです

以下が最終的な並びです

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最終的にテンプレートのヒードランをパオジアンに変えた見た目をしていることから、ハバタクカミがやや重くなりますが、ヒードランを入れていても基本選出に入ってこないためあまり解決とは言い難いでしょう

それでもハバタクカミミラーで上を取れた方が明確に楽になると感じ、最速にしております

モロバレルの持ち物はゴツメやオボンの他にオッカなども検討できると感じます

はたき落とすを得たことでトドロクツキが飛行テラスである必要はなくなったと感じており、毒、鋼などの耐性テラスでより広い盤面で竜の舞を可能にしたり、カイリューの神速に耐性をつけるというのも強いと感じます

 

 

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トドロクツキ構築は過去何度か使ったことがありますが、どれも悲惨な戦績に終わっていました。トドロクツキ自体のスペックが高いのは理解できますが、「トドロクツキを採用したい」と思えるコンセプトや軸、具体的な立ち回りプランを今まで持てずにいました

それが構築記事などを読んでるうちに"理解ってきた"みたいな感じになったのでやはり構築記事はデカい。今回はトドロクツキ以外の構築記事の影響が大きかったので、どのような記事でも読み得だし、どのような構築にも使い回しうる「構築や選出の基本コンセプト」の部分を大事にしてほしいと特に感じます

トドロクツキははたき落とす習得、新参戦のオーガポンに強いなど今アツそうな気がします

 

 

 

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11/13

色々あってヒスイウインディにした。浮いてるポケモンはいなくなったけど、見た目のタイプバランスいいしね

最近はそっちバージョンで煮詰めてるけど、気が向いたら書く

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中盤1位と4位、など

今月いっぱい擦りそうですね