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ポケモンSV 構築レポート⑮ガオガエンあれこれ

レギュF新解禁ポケモンで圧倒的注目のガオガエンが解禁されました

本記事ではガオガエンを強く採用できる構築は何だろうかと考察します。ガオガエン以外にも強力なポケモンが多く解禁されるため新たなメタゲームが生まれる可能性は高いですが、既存の構築をベースに考えます

既存の構築にガオガエンを採用した形で提案している人は既に多くいますが、自分で考えることが大事なので一旦目を閉じて自分なりの考えを解きほぐして行きます

 

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ガオガエンはレギュEのあらゆる既存の構築(トルネウーラ,パオカイ,スタンダード,トドロクツキ,スイッチトリルetc…)に入りうるスペックをしていますが、その中でより強い恩恵を受けるパーティは何になるだろうかと考えます

 

自分はその中でも、威嚇枠と猫騙し(テツノカイナ)枠の圧縮が可能であるという点に着目し、特にこれらの要素が重要であった「積み技軸」の構築に着目しました

例に挙げると、11月末ごろに海外大会で流行し、結果も残していた下記のような構築

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自分は本構築を、「悪巧みサーフゴーの介護」を軸とし、それが苦手とする並びに「トルネロス+ウーラオス」の組み合わせが強く出れる、並び単位での補完構築であると解釈しています

この構築において、サーフゴーのサポート要素である

猫騙し→テツノカイナ

②威嚇→ウインディ

③怒りの粉や花粉団子→モロバレル

④追い風→トルネロス

今まではこの4要素とサーフゴーを選出するには、必ずどれかの要素を選出から省かなければならないという課題を感じていました

しかし、「①猫騙し」と「②威嚇」の要素をガオガエン1匹に圧縮させることができるなら、選出の4枠に全てのサポート要素を取り入れることができます

(例:サフゴガエン+トルネバレルの選出)

このように、構築の拡張ではなく選出の拡張が可能であるという点は、構築的に6匹目の自由枠を採用できるような単なる圧縮より深い意味を持ち、自分が「最も強くガオガエンを採用できている」と考える要因です。そしてその恩恵を受けやすいと感じたのが、「猫騙しと威嚇を選出したい理由のある構築→積み技軸の構築」と考えています

 

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(ゴツメ2枠になってる…)

これを踏まえた草案が上の並び。圧縮によって空いた6枠目は相手の「タケルライコ」「ガオガエン」など、サーフゴーの通りにくい新ポケモンに強く出れる化身ランドロスと置きました

 

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「威嚇枠」+「猫騙し」+「積み技」の構築は他にも様々ありますが、他に選出枠圧縮の恩恵が大きいと感じたものとして、リバティノートにて公開されていた剣舞水オーガポンの構築が思い浮かびました

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剣舞オーガポン介護+裏選出としてカミユイを入れた構築

【てるチャレ#16 TOP32】水オーガポン軸サイクル│リバティノート

この並びは自身も使用した経験があり、その弱みについていくつか知っていることがあります

オーガポン+ランドロス+カイナ+バレルの選出はオーガポンへの依存度が高く、オーガポンが触れないゴリランダーやモロバレルなどの草タイプ、カイリューなどのドラゴンタイプに明確に弱いという欠点があり、おそらくそれが原因でこの並びが流行ることはありませんでした

しかし、カイナとランドロスガオガエンに代わることで選出枠が1つ空き、パオジアンなどの対草,ドラゴンに対する打点を確保できるようになります

 

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これを踏まえたのが上の並び

化身ランドロスを危惧した地面の一貫切りとしてサブエースにカイリューの採用

特にガオガエンがパオジアンやゴリランダーに強いクッションであるため、水オーガポンや飛行テラスカイリューのようなエースを強く扱えるというのも着目したポイントとなっています

 

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その他、ガエンバレル+裏トドロクツキが強そうだったりと考えれば草案は無限に出そうですが、ひとまずこの2つを提出してレギュFに取り組もうと思います